
先日、イオンモールへ行ったときに健康関連の催しが行われており、あるブースで「AGEsを測定しませんか」と声を掛けられました。AGEsと聞いて何だかわかる人も少ないよなぁ と思う一方、そんなに簡単に測定が出来るんだと興味がわきました。
AGEsは、食事などで過剰に摂取した糖とヒトのカラダを主に構成しているタンパク質が結びつくことで体内に生成される物質で、最終糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)の略です。ヒトの加齢現象や健康に関わる物質として、近年研究が進んでいます。
「島津製ですよ」ともいわれ、これが通じるのも島津製作所の本拠地、京都だからこそと思わずにいられませんでした。島津製作所製の装置による測定結果であれば かなり信頼出来る と多くの研究者は思うことでしょう。私もこの機会を逃してはもったいないと思い、妻と共に測定をお願いしました。
AGEsは簡単に測定出来る
装置上部の開口部に指を入れるだけで迅速(30~60秒)に測定出来ます。指先に特定の波長の光を照射すると自家蛍光を発するAGEsがあるという性質を利用しています。測定結果は、装置につないだPCやタブレットで確認できます。

測定結果は?
結果は以下写真のようでした。スコア「0.45」が何を意味するのかは まったく分かりません。ただし、「評価」や「同年代ランキング」から結果が良好であることは分かります。

結果の見方
「評価」は、人間ドッグ等の医療機関と連携して実施した臨床研究で収集した数百人規模のデータから算出をおこなっているそうです。
以下の資料から、年齢を重ねればAGEsは蓄積されるので、同じスコア「0.45」であっても私の年齢(63歳)であれば「評価B」ですが、20歳であれば「評価C」となることが分かります。したがって、「同年代ランキング」で結果を表します。


AGEsスコアを改善するには
この測定器を販売している株式会社OA.システムシャープのHPに「AGEsスコアを改善する方法」が簡単にまとめられています(以下の図)。この図のPOINT 1、2はまさに「糖質制限」で重要とされることです。私は、投稿「20冊近くの「糖質制限」に関する本で分かったメリットとデメリット」でも記した通り「緩い糖質制限(ロカボ)」を実施しており、開始から約2年経ちますが、その効果が目に見えて表れたのではないかと嬉しく思っています。
実はロカボの効果をはっきりと確認できる「指標」が意外と少ないのです。私の場合には 併せて摂ったMCTオイルが原因なのか、ロカボを始めてから腹囲が増大してしまった(投稿「短期間で腹囲が爆増 (80→92 cm)したのはMCTオイルの摂取が原因か?」参照)こともあり、MCTオイルをやめてからの腹囲や体重の減少が、何に依るのかがよく分からなくなってしまい、腹囲や体重は必ずしも「指標」にならないからです。

まとめ
医療関係者にとってはよく知られた装置なのかもしれませんが、私自身は長年 製薬会社に勤務していたにもかかわらず、まったく知らない装置でした。なお、カタログには「本製品は医療機器ではないため、測定結果を治療・診断などの医療行為に用いることはできません」と明記されています。そのためか、実際に測定できる医療機関は現時点ではかなり限られているのが現状です。
とはいえ、成人病予防や生活習慣改善に取り組む際の「指標」としては非常に有用と思われ、今後、多くの医療機関や健診センター(人間ドックのオプション)に導入されることを期待しています。
なお、株式会社 OA システムシャープのホームページでは「1~2週間に1回の測定」が推奨されていますが、AGEs の半減期は数年とされ、体内での蓄積は長期間の生活習慣の積み重ねによって形成されます。そのため、1~2週間で数値が劇的に変化することは通常ありません。したがって、年1回程度の測定で十分と考えられます。