私は「ぷちケトン体質」となることを目指しており、そうなることで「太らない、疲れない、老けない」と共に 「がん、認知症などの予防効果」を期待していることを以前 投稿「ケトン体質となるにはココナツオイルでなくMCTオイルが良い理由」でお伝えしました。
短期間に腹囲が爆増 (80→92 cm)
この1年くらいは、ご飯の量をお茶碗の半分くらいに減らしたりしていたのですが、2023年10月からはMCTオイルを15 mL/日(一食に小さじ1杯)で取り始め、糖質も出来る限り摂らない様にしました(といっても日に100 g程度は摂取)。加えて毎日のスロースクワットや週1回 趣味の低山歩き(登り合計 約700 m)をしておりましたが、2024年2月になってお腹がやたら出てきたことに気が付き、腹囲を測ると なんと92 cm(身長175 cm、体重67 kg)もありました。
こうなるまで気が付かなかったのが自分でも不思議なのですが、鏡で前からだけ見ていると、腹囲の上側のウエスト部は細くなった様に見えるので見逃してしまった様です(笑)。過去5年の腹囲は79~81cmで推移していたので、明らかに異常事態です。それまで65 kg台で安定していた体重も約67 kgへと増えましたが、腹囲の爆増を説明するほどではありません。内臓脂肪 限定的に増えたようです。
MCTオイルの摂取が原因?
犯人ではと疑った「MCTオイルの摂取」はダイエットに効くという記事は幾らでも見つかりますが、太るといった記事は見つかりません。けれども、「MCTオイルの摂取」以外に犯人は考えられませんでした。そこで、「MCTオイルの摂取」を止めたところ、4か月で腹囲は88 cm程度にまで減少しました。とはいえ、メタボ基準の85 cmを大幅に超えています。内臓脂肪がびっしりとこびり付いているのが目に見える様です。「MCTオイルの摂取」が私には合わなかったのかもしれません。
結局、「ぷちケトン体質」になれたのか?
ということで、MCTオイル摂取は2024年3月以降やめていますが、 ケトンメーターで呼気のアセトン濃度を測定すると(朝起きたとき、寝る前)、たいてい 2~10 ppmです(脂肪が燃え始めるのが5 ppm、理想的な値は10 ppmとされている)。値は十分ではありませんが、「ぷちケトン体質」を目指し始めた頃よりも確実に数値が上がりました。ちなみに「0 ppm」を示すことは殆どなくなりました。食後(約1時間)に測定すると10~20 ppmのことも度々あります。
まとめ
厳しい糖質制限(<50 g/日)で達成し得る「ケトン体質」は、がんに罹患したときには有効と考えますが、日々の生活でいろいろと犠牲にせねばならないこと(特に家族を含めた人との交流には飲食が必要です)も多く、それがストレスとなり、かえって健康を害す可能性も考えられます。その点、ゆるい糖質制限(<130 g/日)[別名:ロカボ]で「太らない、疲れない、老けない」と共に 「がん、認知症などの予防効果」を期待する「ぷちケトン体質」を目指すのはハードルが低く、殆どストレスを感じません。
なお、MCTオイル摂取に関しては、私の様な事例が生じる可能性もあること をお忘れなく。「ぷちケトン体質におけるMCTオイル摂取」は「バーベキューにおける着火剤使用」をイメージすると分かり易い気がします。炭に着火剤なしで火をつけるのは時間がかかるので着火剤のお世話になると非常に楽ですが、一度 火がついてしまえば 着火剤は もう要らないのと同じです。 つまり、「ぷちケトン体質」になるにはMCTオイル摂取が助けになりますが、「ぷちケトン体質」になった以降はMCTオイル摂取なしでも 「ゆるい糖質制限」で維持が可能と思われます。
【追記2024.9.12】
最近、日清オイリオのMCTオイルの広告をみて1日の推奨摂取量が「小さじ半分(2 g)」となっていることに気が付きました。私が以前調べたときには 1日摂取量目安 30 gということで、安全を見越して小さじ1杯を朝、昼、晩と3回摂っていた(計15 g)のですが、この分野でよくあることですが何か状況が変わったのかもしれません。